私が小学生の時に見た衝撃だった。
非行少年が更正のために高い入学金を払って入る民間の施設。
様々な事後が起こり、問題が表面化していった。
その戸塚校長が服役後、色々なメディアに出ているようだったので、改めて見てみたところ、100%悪とは言い切れない言葉が端々に出てきた。
その内容がこちら
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目の前に現れた問題に、体が硬直してしまう。
そして、その問題から逃げてしまう。
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元の動画が見れなかったので、印象に残っている一節だけになってしまったが、
このようなことを言っていた記憶が強く残っている。
要は、戸塚校長が言う「オチコボレ」とは、問題を自分で解決できない人のことなのだ。
誰も好きで、引きこもったり、非行に走ったり、暴力を振るいたいわけないのだ。
そんな人間はいるわけがないのだ。
目の前の、その問題に対して考え抜くことができる力を幼少期に身につける必要があると言っているのだ。
哲学者のヘーゲルも言っている。問題を解決するための精神の3つのステップ。
俯瞰して観れると、自分の周りの環境や壁を超えたその先の景色まで考えることができる。
大人になったって、いまだに行き詰ることはある。
そんな時、いたってこのような考えを冷静にできていない時なのだ。
このような考えが身につくように教えてあげるのが親・大人の役目なのだと思う。
そのために必要なのは、愛情なのだ。
「教えたい」と言う思いなのだ。
戸塚校長が、その進歩のための体罰だと言っているのは納得できる。
ただ、戸塚ヨットスクールは、そのやり方に問題があったのだ。
持論に対しての傲り・慢心があったのだろう。
昨今の虐待の問題は、この「思い」が弱く、単純に自分の思うようにならなければ「悪」。
そして、時間をかけずに思い通りにさせるために暴力・虐待と言う流れになってしまっているように思えてならない。
よく、子供に舐められないように厳しくすると言う発言を聞くことがある。
そんなこと考えなくていいのだ。
人間なんていつまでも未熟なのだから子供に寄り添って一緒に考えて一緒に成長し、暮らして行けばいいのだ。
そのためには時間が必要だ。
気持ちの余裕も必要だ。
現代社会には多くの問題があるが、一番大切なのは
「教えたい」と言う思いなのだ。
高校時代の伊藤先生という英語の教師がいた。
その先生から受けた影響は大きい。
決して怒らない。
なのに、一番信頼されている。
この問題は根が深すぎて簡単には語れない!
子供の行動や気持ちをよく観察するように心がけて生活をしている。
育児などに行き詰った方がいたら、過去記事を参照してほしい。