rthef’s blog

日々生活していく中で「心が揺れた」瞬間を文字にしています。

クレイジージャーニーのアドベンチャーレースが教えてくれる人間が限界超える瞬間!

クレイジージャーニーは

 

民放番組でもかなり興味がある番組だ

 

 

そのなかでも

 

アドベンチャーレースは毎回人間という生き物の

 

奥底に眠る魂のようなものを感じさせてくれる

 

 

今回は

 

南アフリカで開催された

総距離840kmを約1週間かけ

ほぼ不眠不休で駆け抜ける壮絶なレース内容だ

 

なんでも、今回は世界30カ国が参加する

アドベンチャーレースのW杯的な位置付けとのことだ。

 

 

 

やはり、感銘を受けるシーンは

 

大きなトラブルが目の前にやってきたとき

 

諦めるという選択肢が目の前に現れた時

 

どのように、脳を切り替えて

 

進み続けるという選択肢に切り替えるかに注目してしまう

 

 

全てをうまくまとめたナレーションがこちら

 

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レース序盤メンバーの一人が熱中症で倒れ

 

リタイアも覚悟した

 

体力の限界

体調不良

怪我

眠気

 

止まる理由は山ほどあったが

 

選んだのは一歩一歩前へ進むこと

 

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そう、人間は辛い時、諦める理由をいつも探してしまう

 

そんな時、2つの大切なものを今回教えてくれた

 

 

 

1つ目は

 

「言葉」

 

 

これは、まあそうだろうと思うかもしれないが、

 

よくある、励ましの

 

頑張ろう

 

大丈夫

 

とかではなく、例えばこのようなケースだ

 

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カヤックを漕いでる時

メンバーの一人が低体温になって震えが止まらなくなった時

 

そのチームの最年長の経験者が

 

「あったかい! あったかい! ぬるま湯! ぬるま湯!」

 

と真逆のことを言った

 

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結果、その低体温だったメンバーはレース後にこう言っている

 

 

「あれ言われてからスピード上がりましたね」

 

 

励まされるだけでなく、若干喝を入れる言葉

 

その言葉を受けた人は、自分自身に目線が向き

心の中に存在する若干の「甘え」を自覚できるのだ。

 

なんらかの壁を乗り越えるようとする時

最終的には自分自身でそれを振り払うしかないのだ

 

 

2つ目は

 

「手のひら」

 

 

例えば、疲労で体が限界に達している状態で

ロードバイク走行時

 

他のメンバーが隣に並走し、腰に手を当ててあげるシーンがあった

 

 

その映像を見た時、中学時代の部活でのランニングシーンを思い出した

 

 

5kmのランニング最後の数百mの時点で、疲れからペースを落とし気味な姿を

 

見ていた顧問の先生が後ろから走って私の隣につき

 

背中に手のひらを当てて並走したのだ

 

 

 

その手のひらが意味するものは

 

「前へ進む」「諦めない」と言うシグナルだと人間はとっさに気づく

 

そして、力がみなぎる

 

このことで、疲労の限界だったメンバーも驚異的な回復を見せる

 

 

 

このみなぎるという感覚は生きていると何度か味わう

 

 

生きてるって感じる瞬間だ

 

 

病気で寝込んでいる人の体を手のひらでさすると

良いと言われているのも納得がいく

 

 

手のひらがとてつもないエネルギーを持っていると言うことを

改めて気づかされたシーンだった

 

 

 

今回のレースは、チェックポイント毎にマップが配られるため、

どこがゴールなのかがわからない

 

最後の地図が配られた瞬間の

まさに力がみなぎる瞬間を見たとき涙が出る

 

そのエネルギーに満ちたメンバーの言葉に

力強い魂が宿る

 

「明日香さんには何も持たせません

なんなら、田中さんにもナビに集中してもらう為に

あまり持たせません」

 

「自分達が最大限できる事は

全員4人揃って 笑顔でゴールする

それに最善尽くす」

 

「最終的には明日香を背負ってゴールする覚悟で行きます」

 

 

エイエイオー!

 

最後のトレッキングに向かう気合の言葉にも感動する

 

 

落合さんの記事にも書いたが

 

なんらかの道筋や光が見えた時に

 

とてつもないエネルギーが出る

 

 

こんな瞬間のために生きているんじゃなかとも思わせる

 

 

結果109チーム中

 

15位

 

と言う素晴らしい結果に最年長の田中は

 

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順調に行ってTOP10に入るより

 

今回の展開で15位の方が

 

よく頑張ったなと思います

 

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このメッセージを聞くと

 

人生は結果ではなく

 

過程なんじゃないか

 

勝ち組 負け組

 

なんて言葉が流行った時期もあったが

 

そんな発想がいかに浅はかだったかと言うことを気づかせてくれる言葉だ

 

 

壮絶な悲しみなどの不幸はできることなら味わいたくない

 

しかし、壁は突然現れる

 

 

そんな壁も、このアドベンチャーレースを思い出して乗り越え

 

魅力のある人間になりたい!