これは文句なしの結果だった。
NHKのサブチャンネルの話はこの際おいておこうと思う。
個人的には8年前のソチから注目をしている選手だ。
その落ち着いた佇まい。
そこから発する自身みなぎる発言。
尋常ではない目の奥の輝き。
全てがオーラに包まれているとはこういうことを言うのだろう。
人間はオーラが全てなのだということを教えてくれるアスリートだ。
その平野歩夢が今回の北京オリンピックの金メダル候補であったことは間違いない。
その決勝での2回目のライディング。
実況が「人類史上最高難度」といわせしめ、
解説も「完成度半端ない」と熱狂したルーティンも91点という信じられない評価となった。
平野自身も「2回目の評価は納得いっていない」と発言してしまうほど全世界疑問に思った瞬間だった。
普通の選手だったら、「納得いかない」という感情に揺さぶられ、冷静さを欠き、3回目のランはミスで終わっていただろう。
しかし、世界最高峰の選手は違った。
冷静さと集中力。
この純度をさらに上げてきたのだ。
4年前のメディアに放った言葉がある。
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金メダルとかそういうものを目的に
オリンピック出るんだったら、
やっぱ自分は攻めて
周りを黙らせる滑りをするしかないから、
さりげなく勝つのは嫌ですね。
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まさに、この言葉を体現するかのように、3回目のランでの完成度は
ライバルもジャッジもねじふせ、
完全に周りを黙らせた。
そして、さりげなく勝つことはなかった。
圧倒的な存在感を見せつけ金メダルを掴み取った。
これが本物ということなのだろう。
男はいつだって
いざ
というときに決めれる男に憧れる。
ルパン三世みたいな存在だ。
今後も平野歩夢に注目してしまうだろう。
スノボーしたくなってきた!