ワンピースの映画
Film RED
がいままでになくプロモーションされている。
これをきっかけにワンピースを観はじめた子供も多いだろう。
もしかしたら大人もこれをきっかけに興味を持っているかもしれない。
そんな私もワンピースは毛嫌いをして、まったく触れてこなかったが、なぜか映画のかなり前の映画の主題歌
は歌える。
そのなかに毎回歌うたびに心が震える一節がある。
それがこちら
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精一杯 運命に抵抗
正解・不正解の判断 自分だけに許された権利
精一杯 存在の証明
過ちも 間違いも 自分だけに価値のある財宝
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これは、言い換えればいろいろな曲で使われてきたメッセージかもしれない。
つまり
「自分の好きなように進めばいい」
であったり
「失敗は必ず成功につながる」
というようなことなのだ。
しかし、その言葉を
「自分だけに許された権利」
や
「自分だけに価値のある財宝」
とアニメの世界観とリンクさせる一節にしているところに言葉選びの秀逸さを感じる。
昨今
「空気を読む」
という言葉が一般化したが、それを払拭する言葉として
「空気なんて読まなくていい」=「許された権利」
ということなのだ。
「失敗は成功の基」
という言葉がある。
「失敗すれば、その原因を改めるので、かえってその後の成功につながることになる。」
という意味だ。
なんだか、成功するまでは失敗というものがネガティブなイメージをもつが
「価値のある財宝」
というとてつもなく感性を揺さぶる言葉をつかうところに涙が止まらなくなる。
人間は完璧ではない。
かならず失敗・過ち・後悔をする。
ともすれば、それをなるべく避けて生きようとする。
しかし、それが
「自分だけの価値のある財宝」
といわれてしまうと、
それを大切なものとして抱えようとしてしまうだろう。
言葉ってすごい。
今日はFilm REDを見てくる!