「Hardwired」で魅せたMETALLICAの意地!鳥肌が止まらないほどのオヤジの魂に涙!
私にとって人生のターニングポイントで出会った大切なバンドの一つだ。
私は高校1年の夏、急に眠れなくなり、軽い自律神経失調症になってしまった。
中学までは運動部に所属し、自分の時間はほとんどなかった生活から、高校は自由な時間が欲しく、言うなれば帰宅部という学校が終わったらすぐに家に帰る毎日だった。
時間があるために普段は意識しない、「眠る」という行為に対して余計な神経が働いたのだろう。
悪魔は暇人に手を伸ばす
とはよく言ったものだ。
暇だと余計なことを考えるのだ。
食欲もなくなり、夜が不安だったその夏。
メタル雑誌の新譜情報の欄に見つけたバンド。
それが、METALLICAだった。
そのアルバム発売日当日、夏の強い日差しの中、無心で自転車を漕いだことを今でも覚えている。
そして、自分の部屋のCDラジカセにセットした。
全てが吹っ飛んだ。
あんなに緊張に包まれた心が一気に解放していくのがわかった。
そのメタリカは、その爆発的に売れたアルバム以降はあまりヒットというヒットはなく、メンバーチェンジもあったり、地道にバンド活動を続けた。
個人的には、あれ以来新譜を買うことはなかった。
そんな中、何かのきっかけで、新曲「HARDWIRED」を聞いた時、高校1年の時に得たものと同じ衝撃を受けた。
このオヤジたち何歳だよ。
かっこよすぎるよ。
これがオヤジの意地ってやつだよ。
ジェイムズがテレビのインタビューで言っていた言葉がたまらなく好きだ。
「一生好きな音楽を聴き続けるためには、自分で音楽を作り続けるしかない」
核心をついた一言だ。
自分の好きな音楽を探すより、それを作ってしまえばいんだ。
これぐらい本気でやってみろ
とMETALLICAが今の若者に向けたメッセージのようにも聞こえた、今回の
「HARDWIRED」
やっぱり本気でやっていうのは遊びも仕事も大切だ!