ある朝、小学校1年生の少女が家の中で泣いていた。
その少女に影響を与えた「贈る言葉」の歌詞を改めて見てみた。
その泣いている理由は、「うんち」が出ない。
ということだった。
なぜそれで泣くかというと、授業の間の休み時間が5分しかないのだ。
だが、チャイム内着席を掲げている。
当然、ウンチをしたら5分では戻れない。
並んでいたら尚更だ。
「ウンチが出ないから学校行きたくない」
この言葉は重い。
ここからの掛ける言葉はかなり慎重になる。
「大丈夫」という根拠のない言葉は逆効果だ。
まずは受け止める。
その気持ちを受け止めることが必要だ。
しかし、受け止めてもどうにもならない時もある。
そして、歌った。
その歌詞がこちら
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暮れなずむ町の 光と影の中
去りゆくあなたへ 贈る言葉
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣くほうがいい
人は悲しみが 多いほど
人には優しく できるのだから
さよならだけでは さびしすぎるから
愛するあなたへ 贈る言葉
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もう散々唄いつくされてきた詩だが、
改めて見るとやはり共感する部分がたくさんある。
「涙かれるまで 泣くほうがいい」
なんかも、子供に対して「泣かなくてえらい」というのは間違っているのだと思う。泣きたければ好きなだけ泣けばいいのだ。そうすれば、周りに気づいてもらえて、助けてくれる。
人間は一人じゃ生きれないのだから、泣いて助けを求めればいい。
「人は悲しみが 多いほど
人には優しく できるのだから」
少女の心に刺さったのはこの詩みたいだ。
この詩を聞いた瞬間に泣き止み、学校へ向かった。
ウンチが出ない友達がいたら自分のエピソードを話してあげればいい。
人生経験はとても大事だ。
困難を乗り越えた分だけ人に優しくできるのかもしれない。
武田鉄矢!
最近話が長いおじいちゃんだけど70歳まだまだ元気だ!