生きているからつきまとう心配や不安!それをなくす方法を哲学者ハイデガーが教えてくれた!
心配や不安。
人間だから生きているから必ずつきまとう。
不安から逃れられない存在なのだ。
それを、ハイデガーは「不安」と「恐れ」をこのように分けたという
不安・・対象がなく解決策がない
恐れ・・対象があり解決策がある
ハイデガーはこの対処ができない不安の正体を
「死」
と捉えたという。
第2次世界大戦を経験したハイデガーは特にそのように感じたのかもしれない。
思い起こせば、死というものはほぼほぼ共通して、人間の不安なのだと思う。
だから、神社やお寺で拝む時は健康を願うのだ。
この不安をなくすための方法として
時間の感覚を変える
としてる。
時間とは時計の時間ではなく、過去・現在・未来という通俗的時間にとらわれている人は不安で頭がいっぱいであるのだという。
そうではなく、根源的時間を身につける必要があるという。
根源的時間には未来も過去もなく、今という瞬間しかない。
過去はすでに今の自分の中にあり、未来は今の自分にもたらすものであると考える。
つまり、過去も未来も今の自分の中にあるのだという。
例えば、未来の地震に怯えているとしたら、その地震を今の自分に引き寄せることで対処できる。
これこそが、今を意識して生きる生き方だ。
未来の不安材料を現在に引き寄せて今を意識する。
なるほど。
文字を見て、すぐにはわからないが、必ず誰しも少しは経験をしていることだと思う。
自分自身を振り返ると、子供の将来を不安に思った時は、諦めずに子供に時間をかけるようにしていたりする。
時間をかけることで、将来は間違った道にはいかないと信じている部分があったりする。
そして不安の大ボス。
「死」
これを今に意識すると、死を不安と捉えるのではなく、生命の有限を意識して生きることができるというのだ。
それを
先駆的決意性
と言っている。
そうかもしれない。
絶対に揺るがない事実。
それは生物は必ず死ぬということだ。
それを意識し覚悟をしていると生き方は変わってくる。
よし!やるぞーー!