12月に入り寒さが本格的になる頃
決まって体調を崩すのが毎年の恒例だ。
去年は、5年ぶりのインフルエンザにかかった。
なんと1週間高熱が下がらないというしぶとさだった。
いや、自分自身が年を重ねたせいかもしれない。
そして、今回はというと、高熱は出たのだが、このご時世
インフルエンザとPCRを同時に受けることとなった。
コロナ前と後での決定的な違いは、発熱がある人は院内に一歩も踏み入ることができないという現実だった。
高熱があるにも関わらずだ。
外の風に吹かれながら震えて順番を待った。
検査ももちろん非常階段を上って外に設置された検査テントだ。
解熱剤をもらうために調剤薬局へ行っても、外から電話をかけ全て外での対応だ。
このご時世、発熱があるだけでこのような対応になってしまう時代なのだ。
思い起こせば、3月〜4月の時点ではPCR検査は発熱が4日以上出たらなどの複雑な条件があったはずだ。
今は、インフルの検査くらい簡単にできて、しかも翌日には結果が出るという。
それと同時に、看護師に敬服した。
全世界全人類が苦しいのはそうだが、その最前線で絶対に倒れられない看護師は輝いて見えた。
肝心の検査の結果はというと
陰性だった。
陽性だったとしたら、いろいろな所に迷惑がかかるんだろうなあとぼんやり考えていた。
まずは陰性でよかった。
年月が経つにつれて、陽性だった場合の対応方法が完全マニュアル化してみんなの不安がなくなっていくんだろう。
それが歴史だ。
カリスマ美容師も言っていた。
「この状況で変われなかったら終わりでしょ」
そうだ、みんな変われるチャンスなんだ。
小藪が言ってた
「あん時大変やったなあ〜っ
カッカッカ
ってレモンサワー飲みながら笑いたいっすね」
そうだ。そんな日を待ちわびで生きて行こう!