平野歩夢は現在、東京五輪のスケートボードに出場するために、奮闘している。
2020年6月1日時点の五輪ランキングで最終的に決まるものの、2020年シーズンの世界選手権(パークはチリ大会)の上位3位に入れば自動的に出場権を獲得するとのこと。
振り返れば、2014年ソチオリンピック・2018年平昌オリンピック2大会連続銀メダリスト。
前回大会、平昌五輪の前年、2017年の最終戦3月の全米オープンでは左膝の内側側副じん帯を損傷と腹部を強打して肝臓も痛める大怪我をしたが、その後復活。
メディアの取材を受ける中で、平野歩夢が語った言葉に心が震えた。
その内容がこちら。
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金メダルとかそういうものを目的に
オリンピック出るんだったら、
やっぱ自分は攻めて
周りを黙らせる滑りをするしかないから、
さりげなく勝つのは嫌ですね。
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痺れる。
「周りを黙らせる滑りをするしかない」
そうなのだ、男は誰しも周りを黙らせるくらいの結果を出したい思っている。
仕事でもプライベートでもそうなのだ。
だからこそ、それをこれほどのプレッシャーを背負った男の口から聞けるだけで痺れる。
そしてこの一言
「さりげなく勝つのは嫌ですね」
かっこよすぎる。
この言葉を振り返れば、平昌オリンピックでショーンホワイトに敗れて銀メダルでも本人は納得しているだろう。
ショーンホワイトが失敗して平野が金メダルを獲っていたとしても、周りを黙らせるくらいの滑りではなかったと今では思う。
正直、東京五輪は出場できたとしてもみんなが期待するのような結果は出ないかもしれない。ただ、注目の選手であることは間違いない。
俺も周りを黙らせるくらいの音楽を作って、ブロンズをヘッドバンキングさせたい!