横山健は言わずと知れた日本のパンクロックバンド
Hi-Standardのギタリストだ。
ソロ名義のKenBandも継続中で、若いファンから多くの指示を受けている。
この若い層。
悩みの多い層。
からの信頼を多く受けるバンドとしては、遡れば多くいるが、
記憶の中からぱっと出てくる人は
XjapanのHideだろう
その信頼を得る人の共通点を考えていると、ある結論に辿り着いた
それは、横山健のライブ映像を見ているときにふと気づいた。
その日のライブ前にアナウンスされる注意事項はこんな風だった。
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皆様にご注意いただきたいことがございます。
本日はライブ中、ダイブやモッシュなどの危険行為は禁止とさせていただきます。
もし、ダイブやモッシュなどが行われてしまうとライブは中断となってしまいます。
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そのアナウンス後に横山健が登場して言った内容がこちら
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せっかく、パンクロックっていうくくりで呼ばれたわけだから
いつも通りの感じでやりてえなあ
俺は何しに来たかっていうと
ここで今日の風景を見たいわ
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この瞬間、会場の「禁止」という言葉によって一瞬締め付けられた心が
一気に解放されたのだ。
やっぱり、人間締め付けからの解放が一番心が動きやすい。
恋愛なんかも同じだ。
極めつけはこの言葉でライブが始まった
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来いよおい!
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完全に会場の気持ちは一つになった。
その後の光景は想像通りだ。
信頼関係を作る方法。
相手の望むことを少しでも叶えてあげることなのかもしれない。
100%でなくてもいい。
すこしでも譲歩をして叶えることで、信頼関係が生まれるのだ。
学校の先生もわかりやすい例だ。
校則に通りに厳しくやっている先生は生徒の信頼がなく、生徒は自らの行動ではなく嫌々従っている。
しかし、「今日は見逃すから今度は直して来いよ」みたいな発言ができる先生は得てして信頼があり、生徒が自らの意思で従う。
言い換えれば、生徒の心を「守っている」と言えるかもしれない。
だれしも、自分が決断して行ったことをすべて否定されると反発心が芽生える。
少しでもいいから認めてほしいのだ。
心の声を聴いてほしいのだ。
営業の心得でもよくいわれる
YES,BUT
ということだ。
営業職は相手にこちらの要望を聞いてもらう仕事だ。
まさに、信頼関係を築くプロフェッショナルといってもいい。
これは、子育てでも同様だ。
こどものイヤイヤ・ジクジクは定番メニューだ。
通常は、この行動に対して
「何が言いたいの!」
「言わなきゃわからない!」
となってしまうが、今の気持ちを言葉にできないからそのような行動になってしまうのだ。
そんな時は、大人が子供の気持ちに寄り添い、考え、想像をするしかない。
そして抱きしめればいい。
迷わず時間をかけ向き合えばいい。
どうしても大人は効率よくショートカットをしてしまう。
80年はストロボのようなもの。
しかし、時間を使うときはこういう時だ。
おなかいっぱい食べて笑ってればなんとかなっからさ
って映画の中で言ってたっけ!
その最高の映画はこちらの記事にまとめました。