語り尽くされた名画。
もう語ることもないだろうと言う感覚だが、今この時だからこそあえて取り上げて見たいと言う感覚になった。
映画の概要はこちら
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S・キングの“非ホラー小説“『刑務所のリタ・ヘイワース』の映画化。無実の罪でショーシャンク刑務所に入れられた主人公アンディ。
もの静かな彼は、やがて自らの根源的な力と職能を武器に、刑務所の仲間たちに尊厳を取り戻していく。
物語はそんなアンディの姿を親友レッドが語っていく形で綴られていく。
レッドを演じるM・フリーマンの穏やかな中にも圧倒的な存在感をにじませた演技は、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされ高い評価を受けた。
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この映画を見たときは何年前だろう。
もう20年も経ってる。
なのにあの初めて見た時の感覚。
映画を見て号泣した時のあの感覚を忘れることができない。
その忘れることの出来ない名台詞がこちら
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ワクワクして落ち着かない
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この台詞は、レッドが刑務所を出所して、自由な生活になじめず自殺しようとしたときに、刑務所の中で出会った、既に脱走をしていたアンディのことを思い出し、会いに行くときバスの中で言った一言だ。
” 希望 ”
これこそが、生きる源なのだ。
「あれ食べたいな」
「ちょっと散歩しよう」
「あのテレビ番組たしか今日の夜だったな」
そんな日常の小さな思い。全て” 希望 ”なのだ。
社会的問題になって久しい鬱というもの。
所説、この症状に対してはまだ解明されていない部分も多くあるが、
個人的には、生きる意味を失った時に陥る症状なのだと思う。
つまり、希望が無くなった人がまさに命を失った状態なのだ。
こんなくだらない世の中で、普通の精神状態で生活できていることの方が異常かもしれない。
生きる意味を考え込んで、答えは見つからないことの方が正常なようにも思える。
1日の中では、気に留めることもない「希望」を含んだ数々の自発的な行動。
これは、当たり前でもなく、命が生きている証なのだ。
これからも生きていこう。
希望を持って。
明日は何を食べようかな!
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