ついに来た。
プロフェッショナル仕事の流儀
志村けん。
今回はポイントが多すぎでまとまらないかもしれないが、綴っていこうと思う。
突然の訃報から1年経ってもまだなお死を惜しまれ特集が組まれる人は稀だろう。
そんな志村のこだわりはこんなところにも見られると言う内容で番組は始まった。
志村はラーメン屋の行列に並ぶコントを演出家に振られた時に決して首を縦に振ることはなかったという。
志村は
「俺 行列に並んでまでラーメン食わないから」
と言ったそうだ。
よくよく考えれば、ラーメン屋の行列は見るが実際に並んで食べることはほとんどない。
自分自身が体験したこと。より多くの人が体験していること。
志村の考えはすごくシンプルなのだ。
「誰もが笑えるか」
最もこだわったところだという。
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やっぱり僕は
子供が見ても
大人が見ても
年寄りが見ても
笑えるコントをやりたい
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振り返れば、志村けんのコントは全てリアリティに溢れていて嘘がない。
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まだなんかないかな これでもかこれでもかって
考えて考えてやっと
まあいいかなと思って この辺でというのじゃないと
できないんですよね
ウケなかったら怖いっていうのがあるんで
だからとことんまで考えて考えて
綿密に計算してやっていくんですよね。
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そのリアリティの裏には、細かいセリフまで綿密に考えたらしい。
志村けんの領域でも
受けなかったら怖い
という感情が付きまとうのだ。
だから考えて考えて考え抜くことで自信に変えてるのだ。
ボクシングの井上尚弥も同じようなことを言っていた。
練習量を自身に変える
と。
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ベタをもっとちゃんと
やらなきゃいけないなと思ってるんですよ
ベタってみんなバカにしてやらないけど
本当はベタなやつをタイミングと間よくやったら
すっごいいいもんになるんですよ
マンネリが好きなんですよ。
またあれだっていうのがね。
何回見ても面白いのが理想なんですよね
わかってても笑っちゃう
これ名作みたいなものを常に作りたいんですよね。
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ダチョウ倶楽部も怒られたという
舞台で「どうぞどうぞ」のギャグを最近あまりウケないからという理由でやらなかった時
「飽きちゃだめだ」
と言われたという。
「真剣にやったら絶対ウケるから」
と。
実際にその通りにやったら ウケたのだ。
一回一回真剣に全力でやる
これこそまさにプロフェッショナルじゃないか。
ぼる塾の田辺の
まあねえ
というギャグがある。
まさに、最近の田辺はあのギャグに対して、本人自信が飽きている雰囲気を出していて、
さらに、それを言う間も悪く。
共演者も笑えない悪循環に陥っている。
本人にこのことを伝えてあげたい。
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マンネリって言われるのが
全然怖くもなんともないですよね
マンネリまで行くのが大変でしょ
なるべくマンネリだって言われて
むしろ言って欲しいくらいですね
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志村けんが残してくれたもの
演出家 吉田照幸
はこう語った
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つながりじゃないですかね
ドリフ見た?志村さんのあれ見た?
って言ったときに
同世代の人とか上から下から子どもから
みんなその話で盛り上がれる
要するに幅も年の差も含めて
志村さんはそれをつなげてると思いますね
僕らをつなげてくれたのが
志村さんの存在だったんじゃないですかね
一生涯かけてやられたかたの生きざまが
人のつながりを生んだんじゃないかなって思います
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志村けんの弟からこんなエピソードも
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亡くなってだいぶたってるのに
これだけずっと注目されてすごいと思います
亡くなって少し経って高木ブーさんから実家に電話があって
「いつまでもけんは生きてる」
って。
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ブーさんまじでカッコよすぎる。
こんなときにとっさにそんな行動できるなんてカッコよすぎる。
加藤茶も本質を語る
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死ぬまでウケたい
そういう意味では
死ぬまで頑張ったんじゃないかな志村は
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志村が生前繰り返し言っていた言葉ある
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一生続くものですね
結局100点が取れないですよね
100点が取れるまではやろうと思うんですけど
絶対100点は一生取れないと思うんですよ
まだまだひよっこですから
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笑わせることに真摯に向き合った人なんだと思う。
逃げずに向き合うって簡単そうで そう簡単にはできないことだ。
やっぱり、涙が出てしまう。
目の奥の優しさがみんな好きだったんだと思う。
ダッフンダ!
思いっきり叫びたい!